会場には特別展示として、「ギルガメッシュと古代オリエントの英雄たち」と通常展示があり、特別展示は撮影が不可だったのですが通常展示は一部がOKだったので撮ってきました。
今回の特別展示の為に飾られたギルガメッシュとライオンの象(これは撮影可)。これは写真ですが、本物は5m近い高さになり、ルーブル美術館に展示されているそうです。
通常展示
石槍の先端。通常展示ではこのように石器時代から農耕がはじまり、文字が生まれ、都市がつくられ文明が発展していく行程を様々な史料で紹介していました。
ちなみにこのヘッドホンのマークが描かれている場所はFGOなどでギルガメッシュを演じている関智一さんのガイドを聴くことができます。
護符(アミュレット)。日本で言うお守り、厄除けとして使われていたそうです。
装飾品。手前のはインダス文明の首飾り。とても鮮やかで豊かな時代を生きるの自分の方がお洒落に疎い気がしてきました。
古代の硬貨、ホスロー2世ドラクマ銀貨、クレオパトラ7世銀貨、アレクサンドロス3世タイプ銀貨など銀貨が多い印象です。
コブウシの土偶。ヒンドゥー教では勿論、バビロニアでもコブウシを輸入したことを示す図が発見されており、人間に近い生き物の一種であったようです。他にもコブウシの土偶が展示されていたので、その人気が伺えます。もしかしたらFateのギルガメッシュもコブウシの土偶とか集めてたりしないですかね?
古代の壺。非常に精巧に作られており、保存状態の良さだけでなく、古代の職人のセンスの良さにも驚きました。
バアル神の象。ゲーム等では精悍で強そうに描かれるバアル神ですが、とても細いフォルムだったのでびっくりしましたw
お酒を飲む際に漏斗として使われたリュトン。昔は安全に飲める水が少なかったと思われるのでその分お酒が大量に飲まれていた光景が目に浮かびます。
コスプレコーナー
なんと会場にはコスプレコーナーがあったのでやってみました。
ギリシャの英雄、ヘラクレスの格好ですが泥棒かもの〇け姫のモブキャラにしか見えないw冒頭のギルガメッシュ象もライオンを抱えてましたが、ヘラクレスも頭にライオンを被っています。文明が違っても、どう猛な獣を御せるイメージというのは英雄を表すのに良く用いられたようです。
どちらもライオンが使われていますが、調べると昔はライオンが広く分布していたようです。
こちらはギリシャ市民の格好。本当は下にシャツなど着ていないので、肩だしになります。
また同じコーナーで楔形文字で自分の名前を打てるコーナーなどもあり、とても楽しめました。
特別展
撮影不可の特別展は通常展示で紹介した各文明に登場する英雄(ギルガメッシュやアレキサンダー大王など)を中心に展示していました。なにもお見せできないのですが、やはりサブカル的に良く知っている英雄ばかりでとても楽しめましたし、勉強にもなりました。
特にギルガメッシュの治世、エルキドゥとの邂逅や別れ、ウルクの洪水などはFGO7章で深く体験したところなのでちょっと涙腺がクッと来たりもしました。
※このパネルは通常展の物
非常になじみやすい展示ばかりでしたので、この地域の歴史を題材にしたサブカルチャーが好きな方はもれなく楽しめるのではないでしょうか。特に10月からFGO7章のアニメを楽しみにしている方には強くお勧めしたいです。
お土産もカワイイw他にも関智一さんのギルガメッシュ叙事詩朗読CDなども購入できます。
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