【人の夢】ガチで2次元の壁壊れる。マイクラで自分の姿のままゲームに干渉できるシステムが完成

ゲームが好きなら「このゲームの世界に入ってみたい」というのは一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

この度Minecraft(以下、マイクラ)でDreamさん(以下、Dream)という有名プレイヤーが自分の姿のまま、ゲームに干渉(ブロックを壊したり)できるシステムを開発したのが話題になっています。現在はマイクラで動作してますが、理論上はあらゆるゲーム、例えばペルソナや龍が如く逆転裁判ポケモン、マリオ、ダークソウルなどでも自分の姿のままゲーム世界に介入できるものとなっています。ゲーマーは知るべきだと思ったのに取り上げてるメディアがないので簡単に解説します。

Dreamとは

まずDreamについて説明しましょう。知ってたり興味ない人は次の見出しまで飛ばしてOK。

イクラでDreamが有名なのはエンドラPvP。Dreamがエンダードラゴンを倒すのを他の複数のプレイヤーが阻止する対決です。この中でDreamは数々の奇想天外なプレイで敵を翻弄していきます。

わかりやすさのため、和訳されたろいとんチャンネルさんの動画を張りますが、ここで空中にブロックを積んでDreamはプレイヤーの一人に追われます。逃げるには飛び降りるしかないが落下ダメージがある・・万事休すかと思わせた直後、飛び降りる最中にボートをクラフトしてダメージを無効化するというとんでもないプレイを繰り出します。

そんなDreamですが、本職はエンジニアなので今回のシステムを1年で作ってみたと。マイクラもエンジニアリングもできるのか・・。

Dreamが作った夢のシステムがこれだ

動画を元に解説すると、どうも360度から60fpsで撮影できるカメラを歩行すると追従する籠にセットし、中に立っている自分の姿を3次元的に撮影、それをゲームに投影します。さらに深度カメラで当たり判定をとり、それがゲームで動作する(正しい道具を持ってる時にブロックを殴ると掘れるようにするなど)。

つまりリアルタイムで自分の姿と動き、歩行などを撮影してゲームに入れて干渉できるようにしたらしいんですが

・・・理屈としてはわかるけど物凄くめんどくさそう。よく作ったなという感じです。

Dream自身も君たちが想像するより(自分が想像してたより)100倍大変だったと動画で述べています。

面白いのが死亡時のアニメーション。こちらは死亡シチュエーションごとに違う動作を撮影して中の人の投影から切り替えて再生する(つまり、中の人は立ってるけどゲームの中では事前に撮影した像が再生されて倒れる)ようです。

すでにHMDなどでゲームの中を見たり、Omni Oneという歩行を検知するデバイスはあるのですが、ついにその姿をゲーム内に入れる事が出来るようになりました。

▼OmniOneの記事

他のゲーム(アニメや漫画など)にも応用可能

Dream自身もゲーム内で述べていますが、この技術の凄い所は理論上はマイクラ以外でも使える所です。ゲーム内で出来る操作を設定すればゲームのジャンルを問わずどんなゲームにも自分が入ることができます。

ゲームでも出来るということは好きなアニメや漫画の世界をゲーム化できればその世界に入る事が出来るという事。まさしく2次元の壁を超える夢の技術だと思います。

あなたならこの技術でどの世界に入りたいですか?

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