【unity1week お題:密】元ゲーム業界人が1週間でクソゲー作ってみた

時間があったので前からやってみたかった一週間でゲームを作る「unity1week」に参加してみました。unityでのゲーム開発で完成まで行ったことも2Dアクションを作ったこともなかったんですが、おかげで完成まで行けました!この記事ではこだわったポイントや趣味としてゲームを作る楽しみ、こういうことを考えてゲームを作っている、というのをを紹介できたらと思います!

こちらが作成したゲーム「秘密の島」です。この記事ではゲームのオチまで解説するので、PCをお持ちの方は可能ならまずプレイしてみてください。

秘密の島
https://unityroom.com/games/secret_island

スマホの方は下のプレイ動画をどうぞ!

プレイ動画

ゲーム制作は料理と同じ

まずこのゲームの狙いについて。

ゲーム本編や動画で分かるとおり「秘密の島」の島の秘密とは「実は島の形が「秘密の島」だった!」です。



正直一発ネタですがこれにはちゃんとした理由があります。今回初挑戦でお題「密」に沿ってないとは言われたくなかったのでプレイヤーが乗ってるステージの形を「密」にして、全体を「秘密の島」にしたのです。これならどんなにしょぼいゲームを作っても「密じゃないじゃん」とは言われないと思ったのです。


↑誰が見ても密なゲーム

そして、このネタを実現するために必要なのは「最後までクリアさせる」という事です。どんな人でもクリアできるように難易度を抑え、オチをちゃんと見ていただくのが今回は大事だと思いました。

余談になりますが、ゲーム制作というのは実は料理と同じで食べて(プレイして)もらう人がいてやっと完成すると思っています。今回のようにクリアは楽にできるゲームや反対に高難易度のゲームなど色々種類はありますが、大事なのは遊ぶ人の事を考える事だと思っています。同様にゲーム制作で楽しいと感じる瞬間の一つに、料理が(ゲームが)出来た時もそうですが、狙い通りになって美味しい(楽しい)と言ってもらえた時というのがあると思っています。


↑料理もゲームも作るだけでも楽しいですが、味わってもらえるともっと楽しいですね。

一応動画や記事のタイトルは興味を持ってもらうようにクソゲーと付けましたが、この後説明するとおり、クソゲークソゲーなりに限られた時間内でちゃんとできる物を作っているつもりです。まあ本当はこんな記事をかかずとも伝わるように作るべきなんですが・・・。(あと元ゲーム業界人というのも一応本当です。新卒で入ってプランナー、テスターと広報を計2年やっていました)

ゲーム設計

続いて上記で語ったねらいを実現するために設計をしていきます。

まずは何をおいてもクリアしてもらう必要があるのですが、だからといって障害物も何もないステージでは味のない料理を作っているのと同じでプレイしている人を飽きさせてしまいます。そこで今回は「密」というステージの形を活かして設計をしました。



緑の線がクリアするだけの時に通るライン、赤が危険地帯です。この設計により、「クリアするだけなら簡単だが、おまけ要素までコンプリートするとちょっと歯ごたえのある」感じを狙いました。ゲームが上手くない人は緑のルートを通ってオチだけ楽しむ、慣れてる人はコインの回収するため危険地帯を通るというわけです。

そのため上手くない人が危険地帯に入ってしまわないように警告を置いたり、更なる上級者のために一度も死んでいないというマークを画面に用意してクリア時にそれが証明できるようにしました。



コインとゲームルール

本作ではおまけ要素としてコインの収集もありますが、マリオなどでも集めるアイテムでコイン(お金)がシンボルとして使われます。そもそもなんでコインなんでしょう。私が思うにコインには「集めたくなる」「集めて嬉しい」要素があるからだと思います。シンプルですがこの分かりやすさというのはとても大事で、それが伝わらないとゲームというのは理不尽に感じられてしまい味わってもらえなくなります。


↑もちろんコインだと分かる事も大事です。このデザインは・・色々とどうでしょう・・。


ちなみにちょっとした工夫ですが、本作ではゲーム開始時点からコインが見えています



これにより、ゲームに詳しい方ならまずあれを取りに行こうと想って、右に進みますし、ジャンプもしてくれます。またその下にある浮いてる土台にも乗ってくれると考えました。土台が下に何も危険なところがないのも狙っています。色々やって、ここで土台に関するルールを自然に覚えてもらうのが目的ですね。

もちろん、ここをスルーしても次に罠であるドクロを超えたり、地形を超えるために土台を使うので大丈夫です。


↑隙を生じぬ3段構え(土台のルールの学習)

あと何度も言うようにゲームが苦手な人でもクリアできるように作ったのですが、そんな人でもコインは何枚か手に入るようにしました。これによりできるだけ取るという小さな目標が生まれますし、クリアできてもまだゲームには奥がある事を伝えたかったのです。

罠(ドクロ)

プレイヤーにとって危険な存在であるドクロですが、これの配置にもちょっとしたこだわりがあります。

まずその前に、ゲームにおいて危険とは何かを話します。前章のコインの話とも近いのですが、いいゲームに共通している事は「危険が理不尽でないこと」というのがあります。冒頭で話した通りゲームには様々な難易度の物があるのですが、たとえとても難しい難易度のゲームでも危険には事前に学習できるチャンスがあり、迫ってくる予兆があり、回避する手段があるべきだと思います。よく素人が作るゲームでプレイヤーが予兆なく死んだりするゲームがあるのですが(実はそういう罠は作り手としては仕掛けるのはとっても楽しいのですが)、プレイヤーからするとゲームを投げてしまう要因になります。


↑理不尽な罠をゲームに仕掛けてワクワクの作り手とそれを体験するプレイヤー

さて、ではドクロを見てみましょう。まず前章で話した通り1つ目のドクロには触ると死ぬ事を学んで貰うために他に何もない、かつ上に土台を置いて回避できるような場所に置いてあります。




2つめのドクロは上に土台が無いですが、地面を1段下げて設置しておりジャンプで回避できるルールを覚えてもらうようにしています。また勢いあまって手前の高台からジャンプして降りると当たる場合もあります。




次のドクロはドクロマークの先にある中級者以上向けの場所なので少し難易度を上げています。



まず確認せずに土台に乗らずに落ちてきたプレイヤーを狩るように1つ。これは土台を一つずつ降りるか、とっさに右に着地すれば回避できます。


↑「YOU DIED」とかでもいいんだけど漢字って便利!
インパクトあるし1文字で済むので(容量削減))


次、かなり分かりにくいのですが、きのこが生えたブロックには地面判定がなく落とし穴になっています(あと地面の色も微妙に変わってます)。



実はきのこは2つ目のドクロの下にも生えており、伏線になっています。まあこれだけでも分かりづらい上に、ステージに沢山咲いた赤い花でカモフラージュしてるちょっとうざったい罠なんですけどね。



ちなみに落とし穴の壁になっている木の幹ですが、これもそこだけ幹があるとバレるのでステージから落ちないように不自然に長い木を生やしたり、ステージ全体に幹を背景としておいたりしてます。



余談ですが子供のころ、ゲームをやっていて木で進行を妨害された時「こんな木横通ったりすればいいじゃん」と思ったりもしたんですが、いまならそのゲームを作った人の気持ちがよくわかります。いやー木って便利ですね!


この後のドクロもゲームが苦手な人が通らない場所の物はギリギリの位置でのジャンプなどを要求されたりプレイヤーの行動を読んだりして設置しています。

例えば最下段の左側、プレイヤーは左上のコインを取るためぐるっと回りますが、その途中で土台から飛び降りて取るコインがある事にも気づきます。しかし飛び降りた先には一度かわしたドクロが配置されているため気づかないとここで死ぬ事になります。


↑コインが一列にならんでいるのもこだわりポイントです。

でもクソゲーじゃねえか!

とまあ今回込めた色々こだわりを紹介してきました。私のゲームに限らずいいゲームというのはこういう仕組みが沢山込められています。プレイする時に気にしてみたり、あるいは私のように作ってみると新しい楽しみに気づくかもしれません。時間があったら是非やってみてください。

あと色々語りましたが実は設置したコインに取った時たまに+2されるというバグがあり、まだ解決できていません・・。



やっぱりクソゲーじゃねえか!

【更新 5/5】バグの原因が分かったのでアップデートで修正しました!まあクソゲーであることには変わりないけど、ちゃんと遊べるクソゲーになりました

記事を書いた人

Twitter

おまけ

あと一応制作時にお世話になったサイトはこちらです。本当に助かりました!
Unity 2Dアクションの作り方
https://dkrevel.com/makegame-beginner/before-2d-action/

南極料理人のお店、じんからさんのグッズが販売中!

私がイラストを担当した、西荻窪南極料理人のお店「じんから」さんのグッズが販売中です。アニメ「宇宙よりも遠い場所」にも協力されてたお店で何度か通っているのですが、料理もとても美味しいお店ですのでご紹介します!







こちらがじんからさんのグッズ。私はTシャツとトートバッグに描かれたカレーを抽象化したイラストを担当しました!色はそれぞれ白と紺になります。(他のデザインは別の方です。)




Tシャツの方には今年南極に行く61次隊のマークが!個人的に「宇宙よりも遠い場所」で南極に興味が出たのでとても嬉しいです。




デザインの意味とかもちゃんと南極観測隊用に(あと宇宙よりも遠い場所ゆかりのお店として)考えました。

一応他の物にもイラストを使用可能という事になっておりますので、これからも新しいグッズに使っていただけるかも。




こちらが元になった「昭和基地風カレー」。スパイシーなチキンカレーでとても美味しいです。





魚介も新鮮で美味しいです。




こちらは最近食べた麻婆豆腐。麻味(しびれるような辛さ)が癖になります。




デザートも格別。明らかに市販のものと濃厚さが違う「ペンギンプリン」や「ゆずシャーベット」は一度は食べて欲しい味です。

どれも高い水準にある料理を楽しめますが、まとめて食べたい場合はコースが個人的にお勧めです。




さて、店主の竪谷さんは第55次南極観測隊で実際に南極に行かれた方ですが、「宇宙よりも遠い場所」にも協力されています。こちらの写真、見た方ならどのシーンで使われたかわかりますね?w
(※ちなみに今年の61次隊にも参加されているのでその準備で今お店にいらっしゃるかはわかりません)




あとアニメのスタッフの方もたまに来られるそうでサインを拝見することができます!いしづか監督以外の方のコメントはお店に行って実際に見てください。




お店は西荻窪駅から歩いて10分程のところにあります。お店の前に「宇宙よりも遠い場所」のポスターも飾ってあります。

じんから

167-0042 杉並区 杉並西荻北3-32-9
※営業時間は調べてください



記事を書いた人

Twitter

本当に美味しい料理が食べれるので、ぜひ行ってみてください!
(グッズもよろしく!)
あと他にこういう絵を描いてもらいたいお店がありましたら報酬応相談で承ります(TwitterにDMかプロフィールのメアドからお願いします)。

 

すしお万博に行ってきた!

アニメーター・イラストレーターのすしおさんの画集が販売された記念にイベントが開催され、行ってきましたので簡単にまとめます!
※このイベントは終了しております。












このイラスト本当に好き




















!?

画集はこちら


自分もすしおさんのような躍動感のある絵を描きたいと思っており、生で原画などを見れてとても勉強になりました!



記事を書いた人

Twitter


おまけ

「ギルガメッシュと古代オリエントの英雄たち」展に行ってきました!

池袋サンシャインシティメソポタミアなど数々の文明の資料の展示がやっていたので行ってきました。FGO遊戯王女神転生など様々なサブカルで伝承を元にした物語を知っていたのでとても楽しめました。

会場には特別展示として、「ギルガメッシュ古代オリエントの英雄たち」と通常展示があり、特別展示は撮影が不可だったのですが通常展示は一部がOKだったので撮ってきました。



今回の特別展示の為に飾られたギルガメッシュとライオンの象(これは撮影可)。これは写真ですが、本物は5m近い高さになり、ルーブル美術館に展示されているそうです。

通常展示




石槍の先端。通常展示ではこのように石器時代から農耕がはじまり、文字が生まれ、都市がつくられ文明が発展していく行程を様々な史料で紹介していました。

ちなみにこのヘッドホンのマークが描かれている場所はFGOなどでギルガメッシュを演じている関智一さんのガイドを聴くことができます。



護符(アミュレット)。日本で言うお守り、厄除けとして使われていたそうです。



装飾品。手前のはインダス文明の首飾り。とても鮮やかで豊かな時代を生きるの自分の方がお洒落に疎い気がしてきました。



古代の硬貨、ホスロー2世ドラクマ銀貨、クレオパトラ7世銀貨、アレクサンドロス3世タイプ銀貨など銀貨が多い印象です。



コブウシの土偶ヒンドゥー教では勿論、バビロニアでもコブウシを輸入したことを示す図が発見されており、人間に近い生き物の一種であったようです。他にもコブウシの土偶が展示されていたので、その人気が伺えます。もしかしたらFateギルガメッシュもコブウシの土偶とか集めてたりしないですかね?




古代の壺。非常に精巧に作られており、保存状態の良さだけでなく、古代の職人のセンスの良さにも驚きました。



バアル神の象。ゲーム等では精悍で強そうに描かれるバアル神ですが、とても細いフォルムだったのでびっくりしましたw



お酒を飲む際に漏斗として使われたリュトン。昔は安全に飲める水が少なかったと思われるのでその分お酒が大量に飲まれていた光景が目に浮かびます。

コスプレコーナー

なんと会場にはコスプレコーナーがあったのでやってみました。





ギリシャの英雄、ヘラクレスの格好ですが泥棒かもの〇け姫のモブキャラにしか見えないw冒頭のギルガメッシュ象もライオンを抱えてましたが、ヘラクレスも頭にライオンを被っています。文明が違っても、どう猛な獣を御せるイメージというのは英雄を表すのに良く用いられたようです。

どちらもライオンが使われていますが、調べると昔はライオンが広く分布していたようです。



こちらはギリシャ市民の格好。本当は下にシャツなど着ていないので、肩だしになります。




また同じコーナーで楔形文字で自分の名前を打てるコーナーなどもあり、とても楽しめました。

特別展

撮影不可の特別展は通常展示で紹介した各文明に登場する英雄(ギルガメッシュアレキサンダー大王など)を中心に展示していました。なにもお見せできないのですが、やはりサブカル的に良く知っている英雄ばかりでとても楽しめましたし、勉強にもなりました。

特にギルガメッシュの治世、エルキドゥとの邂逅や別れ、ウルクの洪水などはFGO7章で深く体験したところなのでちょっと涙腺がクッと来たりもしました。


※このパネルは通常展の物

非常になじみやすい展示ばかりでしたので、この地域の歴史を題材にしたサブカルチャーが好きな方はもれなく楽しめるのではないでしょうか。特に10月からFGO7章のアニメを楽しみにしている方には強くお勧めしたいです。


お土産もカワイイw他にも関智一さんのギルガメッシュ叙事詩朗読CDなども購入できます。

ギルガメッシュ古代オリエントの英雄たち」展

期間:〜9月23日(月・祝)
http://aom-tokyo.com/exhibition/190713_gilgamesh.html



記事を書いた人

Twitter

「宇宙よりも遠い場所」聖地88認定証贈呈式へ行ってきました

5月5日に「宇宙よりも遠い場所」がアニメツーリズム協会の聖地88に認定され、認定証の授賞式が行われたので行ってきました!
On May 5th, “A place farther than space” was certified as "anime spot 88" from the Animation Tourism Association. and a certification award ceremony was held.


式では作品でも象徴的な場所である東屋で館林市の観光課の方、アニメツーリズム理事の方、館林市市長の挨拶に続き、盾と御朱印の贈呈が行われました。個人的にアニメツーリズム理事の方が作品のことを「宇宙よりも遠い南極へ向かう女子高生の活躍というか想い」と評していたのがとでも印象的でした。
The ceremony was held in Azumaya, a symbolic place in this anime. The tourism division of Tatebayashi City, the Tourism Animation Tourism Association director, the mayor of Tatebayashi City held a speach, and a shield and stamp where presented to the city.
It was impressive that the director of anime tourism personally described this show as "this anime is about action and EMOTION of high school girls who go to Antarctica, a place further than space".




プリンシェイクもこっそり仕込んでおきました。
I bring pudding shake (Kimari's favorite drink) :)


盾と御朱印、パンフレット。パンフレットは英語版、中国語版もあります。
Shield and stamp, pamphlet. Pamphlets are also available in English and Chinese.

[360度写真]さっそく御朱印を押そうとするファン
[360 degree photo] fans trying to put a stamp



4人のパネル、盾と御朱印、パンフレットはつつじが岡公園のふれあいセンターに設置されます。
A panel of four girls, a shield and a stamp, pamphlets will be set up at the contact center of the Park.


一時的ですが、ファンがイラストを張れる場所も設置。
It is temporary, but a place where fans can put arts is also set up.

つつじが岡公園
(Tsutsujiga-oka(Azalea hills) park)

今回式典が行われたつつじが岡公園について簡単に。
Info about Tsutsujiga-oka park.


名前の通り無数のつつじが咲いています。(つつじ園は入場料がかかります)
As the name suggests, there are innumerable azalea flowers. (The azalea garden costs an entrance fee)


また時期により数がギネス世界記録に載っている鯉のぼりの大群を見ることができます。
You can also see the Guinness World Recorded hordes of carp streamers depending on the time of year.


つつじソフトも美味しいです(すみませんちょっと食べてしまいました)。
Azalea icecream is also delicious (I'm sorry I ate a little).

他にも舘林や茂林寺には楽しい場所が沢山あるのでぜひ訪れてみてください!
【360度写真】舘林・茂林寺旅行まとめ【イラスト 他】

Besides, there are lots of fun places in Tatebayashi and Morinji, so please visit!
[link]


今後も市の方でなにかイベントの時にメインの4人が参加していくようで楽しみですね!
The mayor said that the four girls will show up in another event in the city, and I'm so excited!

記事を書いた人 author

Twitter

「宇宙よりも遠い場所」公式イベント行ってきました!

8月12日に行われた「宇宙よりも遠い場所」公式イベント「『宇宙よりも遠い場所』南極よりも楽しいフェスティバル」に行ってきました!
残念ながら円盤化もされないという事なので公式に迷惑をかけない範囲で多少詳しくレポートを残そうと思います。

この記事は軽く本編の内容に触れます。もしご覧になっていないのであれば可能であれば1度アニメをご覧ください。語り尽くせないぐらい面白いアニメです。

開始前


イベントの会場はさいたま市文化センター。とても快適な会場でしたが、席が2006席しかなく、正直このアニメの人気と比べると小さいのかなと感じました。

そこで気休めですが、ファンの皆さんからメッセージを集めてプレゼントボックスに投函する企画を実行。7話でアニメに登場した船内に飾られていた寄せ書きを模したものに集約しました。集まらなかったらどうしようかと思いましたが、最終的にはインドの方など多くの方からメッセージをいただき無事形にすることが出来ました。




集めたメッセージは13話のオマージュで封筒に詰めてプレゼントボックスへ入れてきました。


会場は早見沙織さんへのお花の他、サイン付きの主役4人のパネル


夏隊お疲れさま!の再現パネルと南極の背景パネル。


奥の方にあるのが今回のメインビジュアル(サイン付き)

イベント本番

いよいよ会場の大ホールの中へ(ここからは撮影できないため、文字オンリーです)!

舞台上にはオーロラを模したカーテンの前にスクリーン、その下に昭和基地が再現されたステージがありました。着席して物販で買ったパンフレットを読みながら待機していると「ハルカトオク」をはじめとするBGMが立て続けに流れ出してきました。すいません、それは条件反射で泣くからやめてください

思わぬ不意打ちに涙を流していると開始時間となり中央のスクリーンに本日登壇する各キャラを紹介するアニメ本編を編集したOPムービーが流れだします。続いて声優6名が登場。井口さんが日向のおにぎりTシャツを着ていたのをはじめ、全員それぞれのキャラを意識した格好をしつつ、作中の観測隊が身に着けていたジャンパーを着用していました。

着席して開始したオープニングトークでは本イベントが実際に南極の各基地で行われている「ミッドウィンターフェスティバル」にちなんで名前がつけられたこと、会場でドリアンショーをやろうとして断られたエピソードなどを紹介。また会場に子連れがいるため、日笠さんは下ネタ封印宣言。合間にカンペで能登さん、日笠さんが着席していた位置の後ろに昭和基地の看板があったため「2人の昭和感が凄い」というツッコミが(カンペってそう使うのかw)。同じ昭和生まれとして年上組に含まれそうになって誤魔化す井口さんが笑いを誘います。

続いてステージ上にはいない、いしづか監督、構成の花田さん、総作監の吉松さんのチョイスした好きな場面をメッセージ付きで紹介するコーナー。吉松さんが6話のプール(ホテルの屋上のシーン)を選び「よりもいのキャラは難産だった」というコメントが紹介されました。花田さんは同じく6話のドリアンアイスを食べるシーンを選び、数年前に取材で実際にシンガポールに行き、作中と同じようなコースを辿ったり、実際にドリアンアイスを食べたそうです。何方が言ったのか覚えていませんが「可愛い女子高生はおじさん達によって作られてるんですね」という名言が新たに誕生しました。
最後にいしづか監督は全部好きなのでシーンは選べないとして代わりにキマリのスケールモデルは殆ど身長が同じ監督が務めたというエピソードを紹介。実際に教室で座っている写真(顔はキマリに代わってました)が映し出されました。またキマリのスニーカーが監督の物と色違いであったり、本作ではキマリの身長に合わせてカメラ位置がアニメの平均的な位置より低いことなどが紹介されました。キマリが監督自身といえば13話のエンディングの中で主要4キャラの声優さんのクレジットが各キャラと一緒に表示されていく中でキマリは水瀬さんのクレジットの後にいしづか監督のクレジットが表示されていましたね。

お次はそのいしづか監督から6人へのメッセージを紹介するコーナー。能登さんが5人分、能登さんへのメッセージは水瀬さんが代わりに読み上げるという形式だったのですが、実は監督と花田さんは最前列にいらしたらしくメッセージを受けた方が小さく会釈していました。基本的には作品を素晴らしいものにしていただいた感謝のメッセージだったものの、水瀬さんがスタジオに忘れ物を取りに戻った際に脱いだ帽子とマスクを忘れてしまう(のでキマリらしい)という暴露や、花澤さんの演技に泣かされたことに触れ、「ざーさん半端ないってー」と小ネタを挟むことも(それに乗っかって花澤さんを茶化す井口さんもとても良かったです)。

11話に倣ってドラム缶に愚痴を言い、ぶっ飛ばす(ハンマーで叩く)コーナー。花澤さんの”一昨日も昨日も焼肉食べたのに今日もお弁当で焼肉食べちゃった”というものに始まり、”一番早く入ったんだけど1つしかないお菓子を食べちゃった”という井口さん、”デザートのイチゴ大福美味しそうだから先に食べちゃった”という早見さん、”ひもを引っ張って温めるお弁当なんだけど急いで食べて火傷した”という水瀬さんのお弁当に関する愚痴(カミングアウト?)が続き、”ツイートするたびに髪切らないんですかって言ってくる人がいる”、”アニメの4人みたいにもっと青春しておけばよかった”という水瀬さん、能登さんのまっとうな物や、日笠さん”かな(花澤さん)の服をいじろうとしたけどあれ高いんだよ!”→花澤さん”自分の稼いだ金で好きな服買って何が悪い!(会場から拍手喝采)”などが続き盛り上がりました。

3択の中から値段がしゃくまんえん(100万円)に一番近いものを当てるクイズ。例えばコウテイペンギンインド象ホッキョクグマ、飼育代が100万円に近いのは?といった感じ。正解はインド象コウテイペンギンは設備などもあり、1000万以上もするそう。報瀬の全財産でも買えないとは。優勝したのは早見さん。賞品は100万円、ではなくその札束のにおいを嗅ぐ権利。無臭だったそうで、ついでに花澤さんと水瀬さんの頬を札束で叩いていましたw

続いて6人での朗読劇。脚本は勿論花田さん。12話と13話の間に4人と吟が太ってしまって、お互いに痩せられなかったら罰ゲームというお話。過去のキマリとめぐっちゃんの絡みも見れてファンとしては大変嬉しいお話でした。他のコーナーでもそうなのですが、花澤さんが結月が誰かのごまかしを看破する「なにか隠してますよね?」を言う度顔を隠すように笑っていたのが好印象でした。

最後に水瀬さん、花澤さん、井口さん、早見さんが登場し、なんと「ここから、ここから」を生歌唱!自分から数メートル先で4人が、キマリ達4人が歌っている!・・・もう1週間も経ってしまったので、その時の歌声は完全に抜けてしまったのですが、いまでも舞台上に立つ”4人”のまぶしい姿は覚えています。

以上でフェスティバルは終わり。エンディングトークで6人の声優さんから一言ずつコメントを話します。どれもこのアニメが大好き、まだまだ演じていたいという嬉しいものだったと思います。また最後に色々偶然もあり自身を日向と重ねていた井口さんへ報瀬役の花澤さんが声をかけた時、普段役やラジオなどで聞いているよりも一段低い声で語りかけていたのが印象的でした。

(追記)すみません。時間を置いて見たら読みづらい気がしましたが、自戒と当時の興奮を残すため、推敲せずにこのままにしておきます。なお、会場内のレポートはアニメタイムズさんが載せていてくれましたので併せて見てみてください。
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1539419072

これから、これから

正直これをファン2000人で共有するのは勿体ないので、今からでも円盤化検討して欲しいぐらいですが、残念ながらそうはならないんですよね。

しかし同じぐらい好きなアニメSHIROBAKOは終了後もイベントが開かれましたし、4年経って劇場版が制作決定しました。正直続編は必要ない気もしますが、イベントはあって欲しいと思っています。今後もこの作品を胸へ抱いて作品を応援していこう。そう思いながらイベント終了後、放映中に知り合ったファンの方とご飯を食べに行きました。店内に入った後待っていると別のよりもいファンの方(後で相互フォローしてた方と判明)2人が入ってきて一緒に食べることに。



プリンなどを食べながらいろいろよりもいの話が出来てとても楽しい一日を過ごせました。同じ想いの人は割と近くにいるかもしれませんねw




記事を書いた人



おまけ
今回自分が贈ったメッセージを掲載します。

声優さん宛て


製作スタッフさん宛て


なんかこのアニメを見てから感想文を書くのがちょっと上手くなった気がしますw

FGOフェス2018に行ってきました!

7月28日に行われた「Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~」にFGOフェスに行ってみました。

ちなみに今回写真を大量に載せるということで、普段よりjpgを圧縮してみましたがいかがでしょうか。もし汚いなら差し替えます。

開場前


朝7時半の待機列。今回はコスプレ参加のため、早めに来ました。列の長さはコスプレよりは短い程度でしょうか。


自分が並んだところはウェルカムゲートの真ん前で待機時間はアルトリアとジャンヌをじっくり見れて良かったです。ちなみにこのゲートの絵は精緻なのですが、印刷なのでしょうか。



10時頃に会場入り!ウェルカムロードでは各サーヴァントやシャドウボーダーがお出迎え!


ちなみに自分は金種火のコスプレでしたw
※当然視界は確保できてますし、移動時は外してました。

各ブースを探索!




公式コスプレイヤーさんのステージ


FGOアーケードの筐体群


光輝の大複合神殿(ラムセウム・ティンティリス)の玉座。種火マスクが似合いすぎて待機列から「ヤバい」の声もw


概念礼装一覧




マーベラスさんの公式ブース




奈須きのこ先生や公式のイラストレーターの方も参加した「メッセージフラッグ」。私も描いてきました(公式キャラじゃなくてすいませんw)


同じく公式イラストレーターさん達の色紙コーナー。一応全部撮りましたが1枚だけ(画像欲しいなら連絡ください)


漫画の原稿展示



Fate/Grand Order Duel」イメージジオラマ


FGOの歴史コーナー。私は昨年1月からプレイ開始しましたが、長いですねー



宝具体験コーナー。マシュの代わりを種火野郎がやるのを見ると(自分でも)イラッとすることがわかりましたw足出てるし。


フードコート。「ぐだぐだ人形焼」は残念ながら好評につき、午前中に買えなくなる状態に


リアルガチャエリア。なんと自分はマーリンが当たりました。ゲームでもこの運があればw

コスプレ撮影ブースで撮らせていただいた皆様


プロトセイバーさん!


アヴィケブロン先生!


以蔵さん!


新宿の2人!


身長差・・・(語彙力ダウン)!


まさかのオプリチニキさんw

サーヴァントとめぐる世界展

最後に今回のテーマ「Journey」をあらわしたコーナー!




世界各地のロケーションを背景に様々な衣装に身を包んだサーヴァント達が魅力的でした!

実はうっかりステージイベントとファストパスの抽選に申し込むのを忘れていたんですが、それでも思ってより遥かに楽しめました!

また、長いので載せませんでしたが、写真は他にも沢山撮ってありますので欲しい方はご連絡ください。

記事を書いた人

Twitter