史上最強の弟子に俺はなる!ストリートファイター6のワールドツアーを少年漫画のロールプレイで楽しんでみた!

6月2日に発売されたストリートファイター6(以下、スト6)』。発売3日目にして既にプレイ人数が100万人を突破したニュースも流れたので既にプレイされた読者の方も多いだろう。しかし中には「でも格ゲー(格闘ゲームの略)なんでしょ?」「楽しそうだけど難しそう」「楽しさが分からないかも」と思ってまだ避けている方もいるかもしれない。

 

そうした方に知って欲しいのは本作が「格ゲー以外の楽しみ方もできる」という事だ。例えば筆者は格ゲーは下手だが対戦もできるアクションRPGとして楽しんでいる。

 

本作にはゲーム機のコントローラー向けの、少ないボタンでプレイできるモダンやダイナミックの操作システム、キャラクリエイトを行い世界を冒険しながら戦って、格ゲーの奥深さを体験できる「ワールドツアー」があるのだ。しかもワールドツアーはよく格ゲーについているキャンペーンやストーリーモードの比ではないボリューム(約20~25時間)が用意されているのが嬉しい。ワールドツアーだけで8000円の価値は十分にあると言えるだろう。

 

戦闘は格ゲーだがキャラクリエイトあり、装備あり、アイテムあり、会話イベントありでRPGのように楽しめる。それがワールドツアーだ!

 

そこで今回は格ゲーには明るくないが、他のジャンルのゲームやアニメ、漫画などサブカル作品が好きな方のために、ワールドツアーを私の大好きな作品でシナジーがある格闘漫画『史上最強の弟子ケンイチのロールプレイで遊んだ様子をレポートをお届けする。

 

史上最強の弟子ケンイチとは

史上最強の弟子ケンイチ(以下、「ケンイチ」)』は2002年から2014年まで週刊少年サンデーで連載されていた格闘漫画だ。作者の松江名先生はその後トキワ来たれり!!を制作、そして現在は君は008を連載している。

 

主人公の白浜兼一はいじめられっ子だったが、ある日ヤクザに絡まれている少女、風林寺美羽と出会い、彼女の実家で様々な武術の達人が住まう梁山泊と縁が出来る。

 

弱い自分を変えるため美羽に教えを受け、いじめっ子に勝利すると今度は空手部の先輩に目をつけられる。その先輩も梁山泊で訓練を受けて倒すと、街を牛耳るチンピラ集団に、そして更に世界を牛耳る武術集団の弟子グループにとどんどん目をつけられる敵が強大になっていく。

 

彼はその困難を敵との試合より過酷な様々な武術の達人たちから受ける地獄のトレーニングで技を習得し、それを組み合わせることで独自のスタイルを築いて、己の信念を貫くため、強敵と戦っていくのだ。

師匠達から教わった異なる武術の技をコンボに組み込むケンイチ

 

驚異のキャラクリエイト

ワールドツアーを始めてまず驚くのはキャラクリエイトの豊富さだ。体つきや顔など肉体だけでも50を超える数の項目があり、理想に近いキャラクリエイトが可能だ。

肉体の大きさも格ゲーの当たり判定に影響があるという

 

早速兼一を作ってみた。髪型はピッタリの物は無かったが、かなり上手く出来たのではないだろうか。

自分の事をケンイチだと思っているメトロシティ人(という設定にしないと女性を殴れないので)

自分をケンイチだと思っている人のレシピ

 

ちなみに作ったキャラは保存は勿論、ワールドツアー中に変更が出来る他、対戦でも使用可能だ。気分で変えられる手軽さでキャラをいじれるのはありがたいし、例えば他作品のキャラを再現してその作品限定の大会を開くなどの楽しみ方も出来るのではないだろうか。

 

キャラクリエイトとワールドツアーの最初の部分は無料の体験版から遊ぶことが出来るので気になった方はまず試してみる事をおすすめしたい。ちなみに体験版で作ったキャラはそのまま製品版で使用可能だ。

 

ストリートに繰り出そう

使いたいキャラの素体が出来たら、操作のチュートリアルを終えてストリート(街マップ)に繰り出そう。

 

ストリートでは道行く人に勝負を挑む事が出来る。また地域によっては敵が襲い掛かってくるので注意が必要だ。

道行く人に戦闘前に奇襲をかける事も可能

 

戦闘に備えるためには服屋で衣装(それぞれ上昇するステータスが異なる、見た目装備と性能装備を両方装備可能)を選んだり、お店でアイテムを購入したり、経験値やアイテムがもらえる特殊なクエストをこなす必要がある。

コマンド入力の練習が出来るミニゲーム「HADO PIZZA」

 

相手は最初のエリアでは敵のレベルも低く、棒立ちだったり単純な行動しかしてこない。しかしある程度進むと攻撃を仕掛けてきたり、高く飛んだりしていて対空攻撃でないとダメージを与えられない敵が出てくる。

様々なパターンの敵に対処することで下手な人も自然に格ゲーの基礎を学び、強くなれる仕組みになっているのだ。

またリュウ春麗エドモンド本田などストリートファイターおなじみのキャラクター達はレジェンドファイターとして登場する。それぞれその世界の豪傑であることがはっきりとわかる演出がなされており、とてもカッコイイ。

 

プレイヤーはイベントをこなすとレジェンドファイター達に入門ができ、友好度を深めていくことで技を獲得できる。獲得した技を組み合わせて独自のファイティングスタイルを模索できるのはRPGの楽しみに近いと感じた。

異なる武術を組み合わせて戦う主人公、かなりケンイチっぽい!

 

友好度をあげると師匠と一定時間共闘もできるようにもなる。「ケンイチ」では弟子の喧嘩に師匠は出ないという暗黙のルールがあるのだが、スト6では関係ないようだ。

 

ここで格ゲーが苦手な方のためにおススメの技構成を教えよう。ベースのフォームはスタンダードで使いやすいルーク、そこにDJのエアスラッシャー、マリーザのファランクスブランカエレクトリックサンダー、ガイルのサマーソルトを装備。

 

この構成では敵から離れてエアスラッシャーを連打し、相手の体力を削っていくのが基本となる。ジャンプなどで接近して来たらサマーソルトで迎撃するか、ファランクスとエレクトリックサンダーではじき返す。ドローンなど空中の敵はサマーソルトで撃墜するといいだろう。

 

強い技構成だが、1つだけ問題がある。記事を書くために3日ほど集中して長いプレイしたところ、連発していたエアスラッシャーのせいで利き腕が痛くなってきた。仕事に差し支えそうなのでいったん中断し1日ほど休めたところ復活したが、ある程度操作に慣れたら通常技やRボタンを押すと自動でコンボが繋がるアシストコンボ機能を併用するなど工夫があるといいかもしれない。

 

強さとは何か

「ケンイチ」では白浜兼一は勿論の事、兼一の味方や師匠、そして殺人拳を扱う敵すらも考えは違えど自分の信念を貫くために強くなろうとしている。また武術の「強さ」の定義も複数あり、単純に強い者が会得している武術が最強という考え方もあれば、継承した弟子が他の弟子より強ければ最強という考え方も描かれている。

故に「ケンイチ」の弟子達は本人だけではなく師匠から教わった武術の誇りも背負って戦うのだ。

 

ワールドツアーでもそれは同じで、各レジェンドファイター達もそれぞれの「強さ」を追い求めており、主人公は繰り返し、強さの意味を問われることになる。武を究める道(ストリート)の先になにを見出すか、楽しみにして欲しい。



当事者になろう

最後に弱いのに格ゲーをやる意義について改めて話させてほしい。

 

硬派な格ゲーのイメージがあるストリートファイターシリーズだが、実は定期的にスト6のような簡単操作のタイトルも出している。

 

2011年に発売された「スーパーストリートファイターIV 3D EDITION」もその一つだ。ボタンを押せば必殺技がでる簡単操作を使い、発売当時私はコマンドが出来る友達と連日プレイしていた。

 

ただ対戦するだけでも楽しかったのだが、それだけではなく大会などのプロ格ゲープレイヤーの方たちの映像を見るのがより楽しくなったのはうれしい誤算だった。

 

下手でも対決を繰り返していくと必要な身のこなしや技の性能がなんとなくわかるので、わずかではあるがプロの行動の意味などが分かるようになったのかもしれない。

 

スト6は普段は格ゲーをしない方もプレイし、バトルハブなどは連日多くの人でにぎわっている。きっとこれまでにない初心者大会も開かれるだろうし、おなじみのプロたちの戦いもより熱を帯びたものになるだろう。

 

この記事がワールドツアーでスト6への第一歩を踏み出す助けになったなら嬉しい。

 

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南極はここにもあったんだ 舞台「宇宙よりも遠い場所」感想

土曜日に舞台「宇宙よりも遠い場所」を見てきました!色々語りたいのでここにまとめます

※舞台とアニメのネタバレを含みます。

忙しい人向けのまとめ

・なかなか良かった

・背景に映像が欲しかった

・アニメと演出を比較して楽しめる

・円盤とサントラはよ

 

パンフレット

キャラ達が現実に。驚きの再限度

 まず驚いたのがキャラクターの再限度。堀内さん(キマリ)、石井さん(報瀬)、岸さん(日向)、北澤さん(結月)がそれぞれキャラクターが画面から出てきたような再現度なのに加えて声も近いという(身長をキャラと揃えたらしいですね)。他のキャラクターも田口さん(+保奈美さん)はマジでめぐっちゃんだし、緒月さんは本当に結月ママだし、桑原さんは本当に吟さんだった。清司さん(りん、夢さん)も石丸さん(かなえさん)も安藤さん(貴子)も、キャラをちょっとアニメから変えて来た向井船長役の中村さんもキャラも実際にいたらこんな感じなんだろうなあと容易に想像がつきました。

 恥ずかしながら田口さんと清司さんが2役やってるなんて気づかない程それぞれの役に合ってました。

 そして何より2時間しかないのに13話全部を演じきった事。脚本も時系列をさしかえたりしてあの「よりもい」の雰囲気を見事にとらえていたのが驚きでした。

 

 時間の無い中、調整されたアニメにもなかったセリフも「ああ、これは言ってそうだなあ」と思わせるものがあって良かったですね。特に6話で日向がパスポートを失くして「報瀬はずっと行きたかったんだろ?」的なことを報瀬に言うシーン、アニメにも似たセリフはあるのですが、ニュアンスがちょっと違っていてアニメは「報瀬はさ、誰よりも南極行きたいって思ってるんだろ?」という所でした。

 これは報瀬が気を使ってるのが過去の出来事もあって日向がそれを受け入れられないというシーンなのですが、岸みゆさんの日向はより快活なイメージで、先のセリフにも報瀬に精神的にもたれかかる(ほんの少し責める)ように聞こえて、それに対して石井さんの報瀬が少し怒るという掛け合いがあり、シーン自体は短くなっているのに2人の関係性が上手くあらわれていました

 

アニメと舞台、その違いを楽しむ

 多くの方が楽しんで実写版の声もあがる宇宙よりも遠い場所ですが、自分が納得できないのは別に現実の演者さん達やスタッフを信じていないからではなく、この作品が極めて特殊な映像で魅せるアニメだからです。

 

 映像のパワーを最大限にしつつ、セリフは極めて短く効果的に組まれていて、それが独特の雰囲気を生み出しているので、それを実写でやるのは極めて難しいと思っていました。

 

 しかし前述したように舞台では作品の雰囲気が良く伝わってきました。現在と過去のシーンを交差するように組むことで、強烈な実在感の中にどこか幻を見ているかのようなふわっとした心地よさがありました。

 

 ただ、強いて言うなら背景に画像を映せるスクリーンがあった方が良かったのではないかなと感じました。おそらく予算の問題と挑戦としてあえて背景を使わないという構成になっていたのですが、その為に場面を説明するセリフというのがところどころ入っていました。

 

 

 記憶が正しければ舞台はこんな感じでM字型のセットがくまれていて、中央に最初と最後に「宇宙よりも遠い場所」のロゴを表示する円があったのですが、ここに画像や映像、たとえばケーキやたまっていくメールが写せたら場面説明セリフを減らせるので、もっと良かったんじゃないかと。まあなくても十分良かったですけどね。3日で終わるのは勿体ないので、よかったら来年とかに映像付きでやってくれないかなあ・・。

 

 また舞台ならではの演出にも驚かされました。ライトがこっちを照らして眩しくなっている間に舞台上に人物が現れたり、13話の最後の「知ってる」のシーンは舞台ならではの良さがあり非常に良かったです。

 

 とにかく構成もセリフも美術もまさしく「よりもい」という舞台だったので舞台とアニメの演出の違いを見る事でそれぞれの良さが分かる良いコンテンツでした(あとキャラクターの微妙な性格の違いとか)。円盤とサントラ、是非出してください!

南極はここにもあったんだ

 アニメ放送時から多くの人に勇気を与えて来た宇宙よりも遠い場所ですが、最後にキャスト・スタッフの方達のコメントも良かった事を紹介したいです。脚本・演出の土田さん、鈴木さんのコメントも非常に良かったんですが、売り物のパンフレットの中に書いてあるため、ここは清司さん(りん、夢さん)のツイートを紹介します。

 

 

 「仲間だけで乗り越えていくこの空間が好き」は勿論13話からの引用ですが、本当に宣伝などからスタッフ・キャスト間の空気の良さは常に感じていました。また素人の私が感じるぐらいなのでやはりアニメを舞台化するというのは凄い挑戦だったと思います。「宇宙よりも遠い場所」は南極の事なのですが、この作品内では同時に無数にある「乗り越えるべき目標」の事でもあると思っています。

 スタッフ・キャストの皆さんが南極を超える姿を見て私も再び頑張れそうな気がしてきました。

 

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ブルーピリオド展に行ってきた

マンガもアニメも好きな「ブルーピリオド」の展示が天王洲であったので行ってきました。

入り口のメインビジュアル

 

八虎が一目ぼれした森先輩の絵

 

 

絵画の鑑賞で橋田の「買い付けごっこ」を体験してみるコーナー

 

 

 

 

石膏デッサンに挑戦しようのコーナー

 

世田介の受験時の作品。こうしてみると八虎は勿論、森先輩も(本人も言ってましたが)上手い人に比べるとそこまででもないというのがよくわかります。

 

 

 

 

山口先生の作画机の再現と昔描かれた絵

 

グッズ売り場

 

ブルーピリオドには登場しない作品ですが何故か心惹かれました。 

 

会場へのエレベーターの壁もなんかオシャレでした。

 

記事を書いた人

あとそもそもよりもいのようなウルトラ名作を作った後でまだ作りたい物があるいしづか監督&よりもいスタッフって凄いなと素直に思いました(そうしないとご飯が食べられないとしても)。今後も期待してます。

【ネタバレあり】「グッバイ、ドン・グリーズ!」感想

推しアニメの一つ「宇宙よりも遠い場所」(よりもい)のスタッフが制作した劇場アニメ「グッバイ、ドン・グリーズ!」(ドングリーズ)。ムビチケを買ったのと試写会に呼んでいただけて2回、あと小説も読んだので色々考察したり感想を語ってみたいと思う。

※この感想は【ネタバリあり】です。必ず1回は見てご自身の中で感想を作ってから読んでください

この作品は当然「宇宙よりも遠い場所」と違う作品で同じものが見れるわけでもないし、楽しむために試写会で拝見する前に期待値を出来る限り低くして観た。その結果宇宙よりも遠い場所」でも凄いと感じていた立体感のある映像の美しさ、音響の凄さを更につきつめた出来に感心しながらも脚本の方で良さを感じつつもギアを上げきれなかったというか、いまいちハマれなかったのが素直な感想だ(ただ見て後悔したとかは全くない)。

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その原因はいくつかあるが、多分一番大きいのはこの物語に親近感を覚えつつももあまり2つの問題で目新しさを感じなかったり、共感できなかったからじゃないかと思っている。

問題1:ファンタジー(未知)の舞台

1つは舞台の問題だ。PVでアイスランドを推していたのでてっきり冒険の大半はアイスランド雄大な景色をバックに繰り広げられるのだと思っていた。(一応よりもいとのコラボPVで結月に「舞台は関東の田舎町って書いてますよ」と言わせたりしていたが)しかし観た方はご存知の通り、アイスランドはロウマが終盤に冒険する地であり、物語には深くかかわってこない。冒険は終始日本の田舎で行われる。

田舎の山が舞台になっているので、宇宙よりも遠い場所では出来なかった、ルートをかえたり迷う、走り回る、転ぶシーンが描かれている。しかし田舎の山は私のような田舎に住んでいた者や登山、キャンプ、トレッキングをする者なら、なんとなく勝手を知っているか想像力が働いて「分かった気になってしまう」ので(作中はものすごく綺麗に描かれていたが)目新しさが少ないのだ。
例え現実を舞台にしていても私は何らかの目新しさ、未知があるといいと思っている。例えば職業特有の悩みや楽しさ、その土地ならではの苦労や名物・名産、人物でも性格の違いによる視点の違いなど。それが共感できるキャラクターと出会うことで新しい扉が開くのを見るのが私は好きなのだと思う。

劇場版オリジナルアニメの難しさ

恐らくこの作品で未知を担っているのはドロップだろう。ロウマにとって高校生でもなければ、寿命が限られているドロップはロウマにとってチボリのような遠い憧れの存在ではなく、世界が今いる地点と地続きであることを認識するきっかけになった存在である。

しかし私は最初に見た時、正直肝心のドロップが何者なのか分からなかった。勿論設定はわかるが彼がどういう気持ちなのかが掴めない。それもそもはず。この作品はやることが多いのだ。90分の間にロウマの境遇、トトの境遇、ドロップとの出会い、命題の提示、冒険、ドロップの真実、旅の結末、トトの気づき、ロウマの気づき、オチを次々に面白くしながら入れなくてはいけない。

実際、2回目に見ると少し面白くなるのはドロップの感情が少しは分かった上で観ているのもあると思うが、出来れば初回でそこまで行きたかった。あと2回見ても冒険の最後で道が湖に閉ざされたところで泣くのは共感が出来なかった。自分だったら落胆するかもしれないが、果たして泣くだろうか。ここは人によって違うだろうから割愛しておく。

実際たくみに構成を練っているのは感じたのであと30分長くすれば説明できたかもしれないが、そうなると逆にちょっと冗長になってしまうのかも。劇場版オリジナルアニメの脚本は本当に難しいのだろう。

余談1:ドロップの冒険の謎

ちなみに他の方も気になっていると思うが「ドロップはどうやってロウマに辿り着いたか」という謎、結論から言うとこれは偶然だと思う。小説版も読んだが、ドロップは祖父がいるアイスランドにいたが、「祖父の具合が悪くなったので遠い親戚のいる日本にやってきた」と言っている。しかし映画を観た方ならわかる通り、ドロップは不治の病にかかっており余命いくばくもない。故に祖父の具合が悪くなったというのは嘘か直接的な原因ではないと思われるが、親戚のいるというのは本当だと思う。

彼は滝の前の電話ボックスで2人がかけた間違い電話から啓示を受け、自分の最期を見届けてくれる友達を作りたいと思った。日本に帰ってきたのは、現地で(通院生活もあって)なじめなかったか、最期を祖父に見せたくなかったのか、親元で過ごしたかったからだと思う。その結果田舎町でロウマと出会う。もしかしたら最後まで電話の向こうにいたのが2人だったとは気づいてないのかもしれない。(私はそれでもいいと思っている)。

なお2人の出会いについても小説版は少ししっかり描かれているし、2回目の視聴もたのしくなるので、よければ買ってほしい。

余談2:電話ボックス

他の方の感想を読むと黄金の滝の電話ボックスが創作だと思っている方が何人かいたのでふれるが、アイスランドには、というか世界中には自然の中にポツンとある電話ボックスというのが割と沢山ある。ちなみに自然の中にあるコーラの自動販売機もあるらしい。ぜひ調べてみて欲しい。

問題2:疎外感≠不満

もう1つの問題は、私が疎外感を感じながらもこれまでの人生に不満が無い事、そしてこれまでの人生や「宇宙よりも遠い場所」で世界の広さに気付いていたという問題だ。

私は日本では神奈川県のド田舎に住みつつも、子供の頃から日本から海外に移り住み、その後小5で日本に帰ってきた経験をもつ。古くからの友達も少なく、性格も変だったので学生時代は割と浮いた存在だった。だがロウマみたいに自分の境遇を嫌いになる事もあまりなかった。幸いなことに趣味もあったし、やりたい事もある。道を固定されている事も無かったし、健康である。いわば男子3人のいいとこどりのような人生を送っている。

本作では山が人生の象徴でもあり、道が閉ざされていてもルートを変えて諦めず進むことで活路が見つかるという事を繰り返し描かれているが、これはその通りで、人生とは探ってみればいくらでも楽しい事は見つかるし、やってみたいことも見つかる。だからロウマのように疎外感は感じていても(というか今でも時々感じたりするが)あまりそれについて悩んだりしたことがなかった。おそらく作中のロウマやトトの最大の問題は人生に正解があると思ってしまっている事や自分の人生に意義が感じられなかったではないだろうか。しかし実際は人生の正解や意義はあって無いような物だ。それは最初から分かる物ではなく色々な経験をしていく中で掴んでいくものだ。まずは先に進んでみる事が大事だと思う。2人の人生に幸あらん事を。

宇宙よりも遠い場所」で世界の広さを知る

また殻を破って世界の広さを知る事もこれまでの人生や「宇宙よりも遠い場所」が放送されてからの4年間で経験してしまった気がする。よりもいで出会った人々は本当に変な人が多い(誉め言葉)。よりもいと全く関係ないテーマでキャラを使って絵を描く人、自転車で横浜と舘林を往復する人、東京に住んでるはずなのに毎週のように舘林から写真を送る人、国外から南極を経由して好きなアイドルのライブに参加する人・・。彼等と行った様々なファン活動は紛れもない私の宝の一つである。

また自分の住んでる割と近くに元観測隊の人が開いたお店などがあることも知り、世界は広く、見識を広げていけば人生はどんどん楽しい事が見つかるのだという希望を再び持てた。

他にもよりもいから宝物は貰っている。3年前に北海道の夕張にある神通坑へ行った旅などは他人から見て価値の分かりにくいという点などで、ドングリーズの冒険と割と近いのではないかと思う。しかし素晴らしい経験だった。

 

あと本作の最後の伏線、よりもいにハマりすぎたせいで画面内の情報を拾う能力が高まりすぎたせいか、1回目でバッチリ気付いてしまったのもあるかもしれない。これに関しては自分が悪いかも。

以上のことから、私はドングリーズを見た後、私は実は見る前からよりもいに幸福にしてもらっていたのだと改めて気づかされた。それもあり、親近感を覚えつつも、楽しみつつも、あまり共感できなかったのではないかと思う。ただこの作品は間違いなく誰かを幸せにしてくれるパワーを持った作品だとも思う。私が「宇宙よりも遠い場所」に貰った宝物をこの作品を通して誰かが得る事を願ってやまない

記事を書いた人

あとそもそもよりもいのようなウルトラ名作を作った後でまだ作りたい物があるいしづか監督&よりもいスタッフって凄いなと素直に思いました(そうしないとご飯が食べられないとしても)。今後も期待してます。

俺たちのロックスター「宇宙よりも遠い場所」1話の凄い所を語りたい!

放送から3年経った「宇宙より遠い場所」。尊敬できるクオリティの作品なので、どうやったら同じレベルの物が作れるのを今もたまに考えています。今回はネットで無料で見れる1話を元に具体的にどう凄いのかというのを語っていきたいと思います。

※この記事にある解釈は公式の物でもファン共通のものでも私のオリジナルでもありません。

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とにかく1話を見てくれ

ニコニコ動画が埋め込みやすいので。コメントが嫌な方は消してください

現代の冒険譚

1話見ましたか?2話が気になったら是非dアニメストアNetflix、Unextなどの配信サイトで続きを見てください。

dアニメストア
https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/ci_pc?workId=21949

Netflix
https://www.netflix.com/jp/title/80995912

UNEXT
https://video.unext.jp/title/SID0032770

ニコニコ動画(2000円弱でコメント付きで楽しむことが出来ます)
https://ch.nicovideo.jp/yorimoi

アマゾンプライム(何度か公開していましたが現在は有料になっています)
https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%88%E3%82%8A%E3%82%82%E9%81%A0%E3%81%84%E5%A0%B4%E6%89%80/dp/B078TMJR5F

ちなみに予告はWeb予告になっており、Youtubeから見る事が出来ます。(Youtubeにある公式以外の動画は転載ですので見ないでください)

揺れ動く感情を描く

このアニメは自分が大好きなだけではなく、国内はおろか、海外のアニメファンからも高く評価されています。それは南極や目の前の壁を仲間と共に乗り越えていくという国の文化に縛られないテーマもありますし、何より全ての登場人物の感情が揺れ動いた様をあらゆる演出(構成、作画、撮影、劇半)で徹底的に丁寧に描いている所にあると思います。

公式サイトにいしづか監督と花田さんのコメントがあるのですが、私はこれを読んだ時昔持っていた感情が蘇り、魂が震えるような感覚に襲われました。このアニメはいまそういう気持ちを抱えている方も勿論、かつて感情が揺れ動いた経験のあるかたも楽しめると思います。

カット単位の演出

では無粋かもしれませんが、1話の構成について全部ではないですが簡単に語っていこうと思います。長かったら飛ばしても大丈夫です。

リストの見方は左側に秒数、右側に内容となっております。

0:04 とまっている4羽の

0:10 停泊しているしらせから砂場+笹船への切り替え

0:19 飛行機雲

0:30 カットの背景に飛行機雲

0:31 流れ出す笹船

0:35 ベッドで寝てるキマリ。漫画雑誌のタイトルは全て「ロマンス」

0:46 掃除もされていない部屋。テーブルの上にプリンシェイク

0:47 を開ける

1:09 に殺されるように起こされる

1:25 飛行機雲

1:38 部屋の中に大きな。キマリの部屋にはが沢山ある。

1:53

2:04 何もできない自分に泣くしかないキマリ

2:15 OP開始。朝。カメラ(世界・運命)を回すキマリ。

2:28 チョークで何かを書いているキマリ

2:31 放課後。教室でつまらない事に時間を費やしてるキマリ

2:33 (舘林に実際にある)止まれの文字に日がさす

2:36 谷越ビル。昼から夜に時間が経過するとともに影が移動

2:39 チョークの落書きに加わる報瀬

2:43 下校時間。教室を抜けるキマリ

2:47 黒板に書かれた南極の昭和基地としらせ

2:52 チョークのらくがきに加わる日向と結月(2話以降に登場)

2:58 フリーマントルにある灯台の前にいる4人。位置関係で性格を表現。

3:03 飛び立つ鳥と4人

3:06 しらせの先端に立つ4人

3:11 「♪ジャンプして」で縄跳びを飛ぶ4人

3:12 南極活動の描写開始。ヘリから撮影する日向とキマリ。残り2人は高所恐怖症なので奥へ(吟も2人へ目線を送る)

3:19 フェイスカバーを外すキマリ。撮影する日向

3:22 案の定日焼けしているキマリ。

3:27 チョークで描かれたタイトル

3:51 OP終わり。教室。後ろで告白している学生

3:56 キマリの席はいわゆる主人公が座る窓際の席とは逆の廊下側

4:03 何かやらないといけないの背景に賞状

4:04 習字。ポジティブな周りの中一人だけプリンについて書くキマリ

4:09 背景で告白を成功させた学生

4:15 黒板「旅に出てみてはどうか」

4:27 「Enjoy your trip」

4:55 旅に行けばいいじゃないと会話する背景に右折の標識

5:44 出発早々濡れる

5:46 ミラーの「左右確認(飛び出し注意)」。すれ違う自転車(A)

6:12 眼鏡のおじさん

6:24 学生とすれ違うキマリ(B)

6:46 傘のでどんどん濡れていく

6:52 たたまれた4色の傘(C)

6:56 付き合いはじめた学生

7:32 茂林寺やまない雨

7:35 「少女のストロベリーティー」を飲んでいるめぐっちゃん。キマリはプリンシェイク

7:59 流れ出さない笹船

7:53 冒頭と逆向きに飛ぶ飛行機雲

8:36 この時キマリの背後には誰もいない

8:37 明らかに改札ではないホームの奥(キマリの背後方向)から走る報瀬(D)

8:42 一瞬でキマリを追い抜く報瀬

9:25 100万円拾った背後に「GET 1000000円 CHALLENGE」の看板

10:28 100万円の封筒を挟んだ倫理の教科書

11:45 思わずあけた扉に「しずかに!」のポスター

12:15 怒っているように見えての中で感謝

12:57 旗

13:06 報瀬の南極行きに皆反対するというシーンの背景に「一致団結」

13:11 南極に行く事を目的とした南極部の立ち上げに4名(ただし全員報瀬)のサイン

13:58 コンビニで買い物をするキマリとめぐっちゃんを見上げる日向

13:59 いしづかあつこや多くの他のスタッフが関わっているノーゲーム・ノーライフののぼり

14:04 コンビニの外を見る日向

14:09 にいるめぐっちゃんとにいるキマリ

14:19 「少女のストロベリーティー」を飲んでいるめぐっちゃん

14:41 足元の淀んだ水たまり

15:20 暗い図書室

15:31 暗い駐輪場を歩く報瀬

16:00 先ほどまで影の中にいたキマリが今はの方からやってくる

16:29 夕陽の当たる東屋

16:31 東屋の中()にいるキマリと報瀬

17:23 キマリに褒められてはじめての報瀬の笑顔

17:29 の当たる場所に移動する報瀬

17:39 「何か手伝えることない?あったら言って」

17:45 「じゃあ・・一緒に行く?」のタイミングでかかる「ハルカトオク」 +風。報瀬の顔にはがない。(E)

17:49 東屋の窓からがキマリを照らす(レンズフレア)+風

18:28 キマリを試す報瀬。顔の1/4に光

18:54 蛇口からのしずくが傘のしずくに切り替わり再び靴を濡らす

19:33 片づけられた部屋

19:39 流れる水

19:49 の中で動き出す電車

20:01 新幹線。すべて「のぞみ」

20:04 背景に地図を読むキマリと同じ格好の人物

20:05 眼鏡のおじさんふたたび

20:14 駅のホームに「少女のストロベリーティー」の看板(G)

20:25 報瀬の2回目の満面の笑顔

20:41 広い水面

22:41 飛行機雲(方向は冒頭と逆だが新幹線と同じ)

23:14 4羽のうち飛び立つ2羽の

整理されたベタ(誉め言葉)な演出が新しい

振り返ってみると同じ象徴やシーンを形を変え何度も使っているのが分かります。鏡で内心を描いたり、窓をつかったり、光の演出などと併せて非常に古典的でベタな演出と言われるかもしれませんが、それを徹底的に整理された状態で効果的に使っているのがこの作品が1話から面白いと言われる所以なのかもしれません。

またそれだけは無く例えば(B)のようなあり得ない事(キマリとすれ違った学生は恐らくキマリと同じ学校の生徒なので現実に考えればすれ違うわけはない)を夢オチなどではなく現実のシーンでつかった今どきのアニメでは珍しい視覚的演出(この場合はキマリを生徒とすれ違わせることで、普段自分のいない世界に行こうとしている感じを出そうとしていると思われる)も楽しいですね。

ネットにはこの作品の伏線を扱った記事が沢山ありますが、個人的にこのアニメの心を揺さぶる構造を知るにはこういうベタな演出もにも注目した方がいいと思っています。まだこの先を見たことない方はとりあえず、何も考えずに1回見ていただき、2回目以降は類似しているシーンやセリフ、窓や扉、鏡、光、水、風、そして飛行機雲などがどのように使われているか観察することでより楽しめるかもしれません。

圧倒的分かりやすさとSNS適正の高さ

もちろんこのアニメだけが凄いというわけじゃなく他のアニメも同じ様に色々演出を練っていると思うのですが、このアニメが凄いのはそれだけじゃなくて圧倒的にわかりやすい所なのです。前の章で書いたようにベタな演出を連発しているのもこの分かりやすさに貢献しています。

ただそれだけではなく、ファン毎に解釈が生まれるし、色々とSNSで共有するのが楽しいという非常に今の時代に適したアニメだと言えると思います。

余談

例えば上の表は(A)の自転車に乗っているのが報瀬だというファンがいたりします。個人的には(C)は雨(障害となる水の演出)から守る物なので、キマリがこの後報瀬やOPにいる他の2人と出会って雨を克服することを暗示させているのではないか、(D)報瀬との出会いがキマリにとって突然で衝撃的だったことを表す、(E)キマリの「応援する」に対して報瀬の「一緒に行く?」は文脈的におかしいので、報瀬はずっと夢に一緒についてきてくれる人を探してただろうか、とか(G)キマリがめぐっちゃんの元から離れていく瞬間を描いていると思います。

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面白いのに現実的

前述した(B)にあるようにこのアニメは意図的に嘘を付いている箇所が多く見られます。しかしそれ以外の描写にはファンタジーが含まれていない作品でもあるのです。

タイトルの「宇宙よりも遠い場所」は宇宙飛行士の毛利衛さんが昭和基地に行かれた時に「宇宙まではロケットですぐ行けるが南極は舟で数か月かかるので宇宙よりも遠いですね」(意訳)と話されたところから来ています。

また女子高生が南極へ行くという話も実際にジェイド・ハマイスターさんという方が達成していますし、日本人でも南谷真鈴さんという方が20代で7大陸最高峰制覇を成し遂げているので可能だと思います。

その他の描写も自衛隊など実際に南極観測に関わった機関や個人の方の協力の元制作されているのでほぼ実話という所も面白いと思います。ぜひ元ネタを探してみてください。

環境にも恵まれたアニメ

このアニメはその内容だけではなく2018年放送当時、非常に視聴環境にも恵まれていました。TV放送されたすぐ後にAmazonプライムニコニコ生放送で再び見る事が出来て、SNSで感想を言い合いながらもう一度みてより楽しむことが出来るという理想的な流れが出来ていました。高い人気が出たのは作品自体の良さも勿論、その環境の良さもあると思います。

もっと知りたいという方に

このアニメは1話だけじゃなく13話が全てこのような構成になっています(※ShoyoFILMS調べ)。ネットにはこういう考察についてファンがまとめた物が沢山あるので、もし良ければご覧になってください。

https://w.atwiki.jp/yorimoifan/pages/17.html

特に村上ヒサシさんの「ここすき!!よりもい!!」と機能美pさんのまとめは是非見ていただきたいです。

あと公式の裏話としては上記Wikiに載っているネットニュースのインタビューの他、公式サイトやラジオCDとBlu-ray、DVDがまだ販売中なので良かったらそちらもお買い求めください。特にアニメの円盤4巻の12話のオーディオコメンタリーは非常に良い物となっております。

俺たちのロックスター

1話冒頭では自分の情けなさに泣くしかできなかったキマリ。しかし報瀬と運命的な出会いを果たしたことで最後のカットでは喜びに満ちていました。短時間でここまで変わっても同じキャラクターなのだと感じられる構成は多くのスタッフが努力を注ぎ込んだ結果生まれたのだと感じています。

宝箱のように演出が詰め込まれた22分でキマリの挫折と葛藤、成功を描いた「宇宙よりも遠い場所」。実は私は1話を見た時点ではただのいい話だな、としか思っていなかったのですが、次第にキマリや報瀬に共感を覚え、応援していき、最終的にはロックスターのように尊敬するようになっていました。ぜひ1話を見て面白いと思った方もそうでない方も7話までは見ていただけると幸いです。もしかしたら貴方の人生に流れ星のように輝く何かが訪れるかもしれません。

11話まで観たらぜひこちらの記事も見てみてくださいね。

記事を書いた人

貴方の好きな曲は何?アニメも劇もサントラもサブスクで配信中だから #ペルソナシリーズの好きな曲 について語ろう

実は現在ペルソナ25周年を記念して「Persona5 the Stage」と各種アニメがサブスクに解禁!さらにAmazon Music Unlimitedが4か月無料でサントラも聞けるので多くの人にペルソナのコンテンツと一緒にBGMを聞いてもらうチャンス!ということで私や協力していただいたファンのお勧めの曲を紹介します。

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末尾に配信情報を載せたので是非各曲をそれらのコンテンツでお楽しみください。また良ければコメントやTwitterでおススメ、聞いてみたらよかった曲を書いてもらえると嬉しいです。

あとなるべく避けて書きますが、曲によってはネタバレにぶち当たる可能性があるので、予めご了承ください。可能ならゲーム本編をプレイしてから聴いてほしいがそうするとキャンペーンが終わってしまうジレンマ。ペルソナシリーズは何処から入っても楽しめると思っているので是非曲が良かったら本編もプレイしてみてください。

To foreign fans:Please translate the article. comments are welcome in any language, write down your favorite Persona songs, or share it on SNS.

オススメペルソナ曲を紹介

Fate is In Our Hand

劇場版「ペルソナ3 the Movie」第2章の主題歌。Lotus Juiceさんの滑らかなラップで運命と決断について歌い上げる曲。弱い自分との対峙、仲間との絆、奔放であることの肯定と覚悟を決めることについて書かれた歌詞はまさしくペルソナ3のテーマそのものです。

街の記憶(Memories of the City

ペルソナ3」の終盤タウンマップなどでかかるフィールド曲です。人気曲「キミの記憶」のアレンジですが、冬の最終決戦前の引き締まった雰囲気と、絶望的な敵に対する恐怖、それでも前を向こうとする覚悟が感じられる曲だと思います。

僕の証(My Testimony)

劇場版「ペルソナ3 the Movie」最終章の主題歌。ペルソナ3の劇場版は尺の都合でゲームで非常に重要な意味を持つコミュのシステムのシーンがカットされていたりするのですが、その限られた時間のなかで主人公・結城理が得た物について熱く語るようなサビが印象的です。

闇(Darkness)

ペルソナ3」の追加ディスクに収録されているEpisode Aegisの戦闘曲です。Episode Aegisですと「Heartful Cry」が人気ですが、こちらも同様に曲全体に強い哀しみとそれに立ち向かっていく決意が感じられて好きです。戦闘曲らしい激しいリズムとタイトル通りのおどろおどろしい雰囲気もいいですね。

Alone in This World

「Persona4 the Animation」4話で流れた挿入曲。天城雪子の何処かへ行きたいという気持ちを歌った曲で、この曲のお陰か4話は演出的にゲームの内容を超えた部分もあると思っています。

Secret Base

ペルソナ4」のダンジョン曲。P4のダンジョン曲はどれも特徴的ですが、この曲だけタイトルの「秘密基地」らしく、どこか懐かしい感じがしてとても好きです。

Maze of Life

ペルソナ3」と「ペルソナ4」のキャラクターが集合したRPG「ペルソナQ」のオープニング曲。お祭りゲームらしく楽しい曲・・・と思いきや最後までプレイすると非常にグッとくる歌詞が素晴らしいと思います。「ペルソナQ」はいいぞ。

Today

格闘ゲームの「ペルソナ4ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド(P4U2)」のエンディング曲です。P4Uシリーズはアニメ「ペルソナ4 the animation」から時系列が続いているのですが、同時に「ペルソナ3」のその後のシナリオ(の可能性)も描いています。希望を持てる歌詞で色々な事を経由した「ペルソナ3」「ペルソナ4」のメンバーを祝福するような曲なのがとても好きです。

specialist ("NEVER MORE"P4D-EDIT ver.)

ペルソナ4 ダンシング・オールナイト 」の練習ステージなどで流れた曲。元の曲も放課後の時間を演出する曲だったのですがより楽しいアレンジになっていて好きです。

Sunset Bridge

ペルソナ5」で楽しいことなどがあった時に流れる曲。ペルソナシリーズの外的なイメージは派手でイケイケな感じだと思いますが、個人的には人間の内面の暗さや機微を描いたり日常のささやかな幸せを描いているところが好きです。聴くと「ペルソナ5」をやっていてよかったと思える曲。

Found a Light

Persona5 the Animation」8話で流れた挿入曲。絵を描くのと誕生日が1日違いなのもあって喜多川祐介がとくに好きなのですが、彼の心情が溢れてきているように感じる温かい曲。

Sweatshop

ペルソナ5」のダンジョン曲。初めて聞いた時「かっけえ」と思い、1ループ聞いてしまったのはいい思い出です。ダンジョン後半の-another version-も好き。ダンジョンの曲は基本的に全部好きですね。

You are stronger

ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」のOP曲。解釈は人によって分かれますが、私はこの曲で歌われている「あなたは強い」の対象はゲームが進むにつれて怪盗団だけではなく色々なキャラをさしていっていると思います。(この曲はアトラス公式のYoutubeで聞いてください)

https://www.youtube.com/watch?v=tsvpvjOscrA

Wiping all out

ペルソナ3ポータブル」の女性主人公の戦闘曲。歌うのは藤田真由美さんとLotus Juiceさん。男性主人公と違い、視点が一人称視点でタイトル通り「敵を一掃する」曲。どことなくペルソナ5の戦闘曲に近いかも。(この曲は「ペルソナ3&ペルソナ4 ヴォーカルサウンドセレクション」で聞いてください)

Soul Drive

ペルソナ3」を原案としたアニメ「PERSONA -trinity soul-」の曲。他の曲もそうですがよりノリノリのLotus Juiceさんのラップが楽しめる曲。トリニティソウルは他にもペルソナライブの「Breakin through(喜多修平さん)」も最高でした。

Place of My Heart

イベント「Persona Show Case -史上最強の姉妹ゲンカ-」の為に作られた曲。こちらはペルソナライブでも流れましたが、流れていないセット曲の「Let the show begun」、「STOMP」もいいので是非(この曲はiTunes等で聞いてください)

夢想曲(ネバー・モア-『ペルソナ4』輪廻転生-より)(追記)

ペルソナ4」の良いシーンでかかるお馴染みの曲ですが、輪廻転生(アレンジアルバム)でこんないいアレンジをされてるとは思いませんでした。

絞ったつもりだったが名曲が多すぎた。せっかくなのでなるべくペルソナライブで選ばれてない曲を選んでみましたが、いくつかは入ってしまってますね。勿論選ばれてない曲も大好きです。

よくペルソナ4の主人公がアトラスにこき使われてると言われますが、サウンドチームもかなり頑張っていただいている気がします。今回、あえて外したREMIX曲(コンポーザーによるアレンジ)を含めおススメの曲、聞いてみたらよかった曲があったら是非コメントやTwitterで教えてくださいね。

他の方のオススメ曲

少し前にやった「ペルソナ穴抜けクイズ」の企画で参加してくれた方に聞いたらおススメ曲を教えていただきました。

とうふさん(@ama_yudoufu)

コメントもいただいたのでネタバレを避けて掲載します

Throw away your mask
ペルソナ5 ザ・ロイヤル」の3学期で流れる戦闘曲ですけど、3学期の内容をより深く考えさせられるので一番好きです

Changing me
「ペルソナQ」のエンディング曲ですけど、この曲を聞いて相当苦戦をしてた迷宮のストレスも一気に吹き飛んで、善と玲のことを考え耽けてました。川村さんと平田さんのデュエットが聞けるのもペルソナ好きの冥利に尽きます。

こゆきさん(@koyuki0125k)

Everyday Mix

(「PERSONA SUPER LIVE P-SOUND BOMB!!!! 2017 ~港の犯行を目撃せよ!~ 」で流れた日常曲の合体)

Ying Yang

(「Persona4 the Golden ANIMATION」で流れた挿入曲。)

Falling into Right Places

(Persona 4 The Animationで流れた曲)

Price

(「ペルソナ5で流れた曲」)

Over Drive

(「P5 the stage#2」で流れた曲)

傀儡まきさん(@kugutumaki)

Rivers in the Desert

(「ペルソナ5で流れた曲」)

Burn My Dread

キミの記憶(Memories of You

(「ペルソナ3で流れた曲」)

P3 fes

(「ペルソナ3フェスで流れた曲」)

A New World Fool

(「ペルソナ4で流れた曲」)

急なお願いにもかかわらず忙しい中回答をいただき、本当にありがとうございました。

配信情報

アニメ

ペルソナ3,4,5と3を原作としたトリニティソウルがアニメ化されています。3と5は尺の都合などから若干後半がダイジェスト気味なので個人的には出来ればプレイしてから見て欲しいという気持ちはあります。4はそういう意味ではゲームをプレイしない初見の方にも比較的おススメできるアニメですが、4作とも演出や曲は素晴らしい物があります。

ペルソナ5 the stage

ペルソナの劇というのは3と4でも行われていましたが、どのナンバリングでもキャラクターに寄せてくれた配役をしてくれ、とても楽しめました。5は現在第2部まで上演され、冬に第3部が公開予定。主人公の猪野さんのジョーカーがめちゃくちゃ強そうなのと、個人的にどう再現するんだと思っていたシャドウカネシロが本当に見事に演じられていてファンとしてとても楽しめました。 

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この絵はStageを見て書いたのですが、実際の小道具とか衣装が忠実に現実の素材作られていて質感などが、とても参考になりました。絵を描く人はアニメは勿論、ペルソナStageも見た方がいいです。

サントラ

https://www.amazon.co.jp/music/unlimited

ペルソナのゲームの一部に限りますが、アレンジCDを含めたサウンドトラックが聞けるAmazon music unlimitedが10月いっぱいまで4か月無料で加入できます(退会のタイミングにお気を付けください)。ペルソナの曲だけでなく真・女神転生IIIやキャサリン、他の名曲を持つゲームのサントラが聞けるので是非加入してみてください。

ちなみにメガテン3は「大マップ~ラストエリア~」が素晴らしいですし、キャサリンホルストショパンなどクラシックの名曲がアレンジされてるのも楽しいですね。

TGS前にキャンペーンを知って急遽初めて見たこの企画ですが、好きなペルソナ曲を振り返れて楽しかったです。11月に開かれるペルソナのコンサートやいずれ開かれるであろうペルソナライブも楽しみにしたいと思います。


記事を書いた人

祝25周年!ペルソナ穴抜けクイズ!(クイズ解答&プレイ動画&裏話)

前回、ペルソナ25周年を記念してクイズを出題しました。自力で解きたい方は是非そちらからやってみてください

今回はクイズの解答と事前にプレイしてもらった動画と後語りを載せます


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プレイ動画

先に解答載せちゃうと面白さが半減するので動画からどうぞ

Youtube(ペルソナ未プレイの方は流れるコメントでネタバレされないからこっちの方がいいかも)

ニコニコ動画

 

4色で表せるメンバーだったり、知識的にも色々バランスがよかったので本当に助かりました。ぜひ全員のフォローや作品のRT、いいねをお願いします。

こゆき @koyuki0125k
とうふ @ama_yudoufu
傀儡まき @kugutumaki
https://www.youtube.com/channel/UC4UPNtsfAGYWQa-0CZXjlyg
ShoyoFILMS @shoyofilms

クイズ解答

問1

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ペルソナ4の里中千枝が好んで食べる肉の味がするおやつは
肉ようかんと(〇く〇〇)。答えは「に(く)がむ=肉ガム」

肉ガムと肉ようかん、千枝ちゃんの自作じゃないとするとあれを量産してる人がペルソナの世界に存在するが・・四六商店のおばちゃんかな?(推測)

問2

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北欧神話に登場する、トリックスターであり、アース神族と、
敵対する巨人族との間に生まれた、神と同名の、
スキル「レーヴァテイン」を使うペルソナは(〇〇)。答えは「ロキ」

レーヴァテインは本来は剣ではなく杖みたいな武器なんだそうです。

問3

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ペルソナ3に登場した2つのペルソナを所持している時に発動できる
技名は(ペルソナ3ポータブルでは代わりに消費アイテムになった)
(〇〇ク〇〇〇ド)。答えは「ミッ(ク)スレイ(ド)」

ペルソナ3ポータブルで美鶴さんから貰ったアイテムを使ったらいきなり主人公がミックスレイドの演出で半裸になってビックリした思い出が。

問4

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女神異聞録ペルソナやペルソナ2に登場するサトミタダシのような、
商品やサービス、メニュー、店舗デザインなどを1つのブランドで
統一しているお店は(〇〇ーン〇ん)。答えは「チェ(ーン)て(ん)=チェーン店」

確か最後に作った問題。「チ」と「エ」だから千枝ちゃんを何とか解答にしようとしましたが、どうしても「テ」が作れず、苦肉の策でペルソナ以外の一般用語を使いました。

問5

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ペルソナ5の新島真が使用する、拳にはめて打撃力を強化するための
武器は通称(〇リ〇ン〇ック)。答えは「メ(リ)ケ(ン)サ(ック)」

動画でまきさんの家にもあるって話が出ましたが、うちの中学校にも1回落ちてたな。女子の確か生徒会長だった人が嬉しそうに没収してたけど。

問6

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ペルソナ3のスキル「ポズムディ」の説明文「味方単体の
(〇〇〇)治療する。」。答えは「どくを=毒を」

絶対「を」を何とかせにゃならんと思って、最初に作った問題。当初は名セリフとかキャサリンに出てくる名言とかを使おうと思ってました。

問7

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元ネタはインド叙事詩に登場する兵器で、ペルソナ5ではオンギョウキ、
ペルソナ4では里中千枝のトモエなどが習得する超特大ダメージを
与える物理スキルは(〇グ〇〇スト〇)。答えは「ア(グ)ネヤ(スト)ラ」

動画をもう一回見て欲しいんですが、読み上げの時に「アグ・・・」って言っちゃってますね。

問8

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ペルソナ2に登場する天野舞耶の友人で下着メーカーの営業社員である
20代の女性キャラクターは(〇〇ざ〇 〇らら)。答えは「せり(ざ)わう(らら)=芹沢うらら」

自分は最後までプレイしてないけど絶対ペルソナ1と2の問題も入れないとと思って作った問題。将来3、4、5も今の1と2と同じ感じになるのかな?それぐらい作品が凄い事になってくれたら嬉しいですが。

問9

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日本書紀」のみに登場する日本神話の神と同名で、その名前は
物を断ち切る音に由来する、周りに刀剣が浮いている男の姿で登場する
ペルソナは(〇ツ〇〇)。答えは「フ(ツ)ヌシ」

動画でまきさんは使った事無いって言ってたけど、フツヌシ格好よくないですか?自分は見た目が好きなペルソナは大体作っちゃいますね。セトとかニーズホッグとか。ちなみに金子さんのペルソナだとカリストが一番好きですね。副島さんはアルセーヌかな?2015年のライブに言ってたんですが帰りの会場で見た時衝撃でした。

問10

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ギリシャ神話の眠りの神と同名で、ペルソナ3にも登場するペルソナは
(〇〇プ〇ス)。答えは「ヒュ(プ)ノ(ス)」

これはヒントの出し方が難しく、苦労したというか放棄しましたwまきさんが神話に詳しくて助かった・・。

問11

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インド神話叙事詩ラーマーヤナ』)に登場する神猿と同名で、
ペルソナ5では「狂騒のサル王子」という名前でも登場する
ペルソナは(〇ヌ〇ー〇)。答えは「ハ(ヌ)マ(ー)ン」

問12

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モンゴルで伝わる鳥の魔物と同名の、ペルソナQ2ではフレイなどの
スキルを使う小女の姿で描かれるペルソナは(〇ー・シ〇〇ー)。答えは「モ(ー・シ)ョボ(ー)」

これは正解が出ませんでした。確かに難しかったかな。自分もライドウと一緒に移動してるイメージが強いです。あと豆腐さんもおっしゃってましたがペルソナQ2だと色がちょっと違うみたいなんですよね。

問13

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ペルソナ3に登場する巌戸台商店街にある謎のタコ焼き屋で
タコ以外の何かが入っているらしいお店の名前は
(〇〇やき〇クトパシー)。答えは「たこ(やき)オ(クトパシー)」

最後の謎

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というわけで最後の謎の答えは50音から各クイズの答えを穴抜けしていくと「へるそな」が残るので「ペルソナ」でした。解けましたか?

動画(テストプレイ)では1文字ずつ確認していく流れになって編集が地獄になりましたが、問題をチェックするならこうやって1問ずつつぶしていくのが楽でいいです。動画でも言いましたが、このクイズは他の作品やジャンルでも応用できるので、是非皆さんも作ってみてください。(公開したら解いてみたいので教えてもらえると嬉しいです)

裏話

元々最近家に引きこもってる時にQuizKnockさんや佐藤健さんのチャンネルでクイズや謎解きを沢山みて作りたくなったのがクイズを作ったきっかけです。

クイズは単純なゲームですが特にQuizKnockさんのチャンネルでは日々様々なクイズを出していて見ているとこんなに色々工夫出来る物なんだと勉強になります。ペルソナも多くのユーザーを獲得するために特に3以降でターン制戦闘などRPGの定番ルールを発展させてきましたが似たものを感じます。

ちなみに今回のルールも思いついたのは限界しりとりの回で「けせよ」が残ったのを見たからでした。

ゲームはユーザーに解かれるように作らなければならないと以前の記事でも書いたのですが、その為に今回は割と無茶な作りになってしまいましたwいろいろとクイズを作ってる人から見たら不十分な所があるかもしれませんが、当初の想定よりはいい問題が出来、テストプレイでもメンバーにも恵まれたことで楽しい思いが出来ました。

 

ただ問題と答えを出すだけでもいいかなとも思ってましたが、やっぱりプレイしてもらうと楽しいですし色々良い事がありますね。

 

後の話は長いので一番下のおまけで

 

ペルソナシリーズ25周年おめでとうございます!


記事を書いた人

 

おまけ

せっかくなので映像のこだわりを話すとワイプ(映像の切り替わり)が解答が出るまでの制限時間表示と同じクロックワイプだったのが、最後の謎から50音表のマス目を暗示するチェッカーワイプになっていたりします。これで分かったらエスパーですがw

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また最後の謎が解けた時の演出で25周年ロゴの5色が一瞬入ったりしています。これは気づいてもらえたかな?

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あとペルソナはファンに広い意味で取られますし、タイトルに堂々と最後の謎の答えが入ってるので、ネタバレされて「最後の謎の答えはペルソナ!」とか書かれてもなんのことかピンとこないようになってたりもします。ペルソナファン、私もですが割と無自覚にネタバレしちゃう人いますからねw

 

ではここまで読んでいただいてありがとうございます!また楽しい企画を思いついたら動画や記事にしたいと思います。